ホーム » Blog » 高齢出産のダメージから得た事

高齢出産のダメージから得た事

こんばんは。サ・マーシュです。

前回今までダイエットすらまともにしたことなかった私がファスティングに挑戦したお話をしました。

生まれてこの方、大きな病気も怪我もしたことがありませんでした。

入院したこともない、手術もしたことがない、体力はそんなになかったけど、特に問題なく生きてきました。


妊娠・出産

妊娠中はと言えば殆どつわりもなく、

高齢出産だけど…楽勝!?

と実際思っていました。
もちろん、気を付けるべきところは注意深く気を付けていましたが。

出産も普通分娩で行けると思って入院し、通常通りの陣痛促進などしていました。

しんどいなあ~、早く出てきてくれないかなあ。。。

なにが地味に辛いかって、点滴をずっと腕に挿しているのがすごく痛くて嫌でした。

それがあれよあれよと緊急帝王切開になり、出産直後は朦朧として我が子を抱いた感動もうっすらした記憶しかありません(涙)

お腹を切っているので、寝返りすら激痛、起き上がることもできない、足はむくんで大根のよう。それが3日ほど。そして、やっとヨタヨタと歩けるようになり、3時間おきの授乳。ずっと睡眠不足。今まで低血圧だったのに、血圧が激上がり。
でもまあ、入院中は助産師さんが近くにいてくれるので、何かあっても大丈夫という安心感がありました。


退院~産後1年

生まれて1~3か月は、実の母も日中通ってくれて、夫も早く帰って育児・家事協力してくれました。

寝不足はもちろん続きましたが、「なんとかこの小さい命を守らないと」という気も張っていて、なんとか育てました。

とはいえ産後1年を超えても体調はずっと悪く、

  • ずっとしんどさが抜けない。
  • 手指の激痛。
  • 血圧も高めが続く。
  • 時折くる動悸。
  • 眠いけど眠れない。
  • 慢性的な頭痛。

そうしたある日、夫は仕事へ行き、娘と二人で家で過ごしていた午前中。
突然動悸が激しくなり、立っていられなくなりました。

這うように床に横になり、まだ歩けない娘を横に、

このまま死ぬんじゃないか、、、
今死んだら夜に夫が帰ってくるまで誰も気づかない。
この子はどうなるんだろう。

と、生まれて初めてこのまま死ぬかもしれないという恐怖が襲ってきました。

その場は何とか30分くらいで起きられるようになり、事なきを得ました。
それから、同じような動悸に襲われて立っていられなくなったのは3回くらいありました。


体が資本

「出産すると体が全く別人になったかのように、色々なところにダメージがある。」
とは聞いていましたが、

それに加え「高齢出産のダメージ」は想像以上に大きく、
今まで健康であったことの有難さ、痛みや苦しみがない身体がどんなに素晴らしいものかを痛感しました。

それから、「体が資本」だと心の底から思うようになり、健康により一層気を付けようと誓いました。

想像は出来ても、実際に病気や怪我をして死ぬかもしれないという痛みや苦しみを味わないと、健康の大切さを本当に実感するのは難しいのかもしれませんね。私もその一人です。

若い頃は寝ずに朝まで遊ぶこともしょっちゅう、お酒も相当無茶な飲み方をしてました。
若さで回復力が高いからこそできていたんだ、というのはその若い回復力を失ってからでないとわかりません。
いくら周りの年長者にそれを聞いていても、自分事とは思えないんですよね。

私は中年になってからでも、このことに気づけて良かったと心から思います。
気づけて変わろうと思った瞬間から人は変われます。
今の生活を変えることが怖いという人が多い事も知っています。
ですが、健康であるだけで、何歳であっても人生の可能性は広がります。
どうか諦めずに健康を手に入れ、人生を精一杯楽しんで全うできる人が増えることを願っています。