こんにちは、サマーシュです。
毎日の食事で摂取している『油』
ちゃんと選んでいますか?
スーパーで特売のサラダ油ばかり買ってる。
コンビニや総菜の揚げ物をよく食べる。
という人は一度油について見直した方が良いかもしれません!
私たちを作っている約60兆個の細胞。
その細胞を形作っているのが脂質(油)です。
ひとつひとつの細胞を区切る仕切りのような役割をしています。
また、脳は水分を除く60~65%が脂質で構成されおり、
脳の神経系の機能にも大きくかかわっているので、良い油を意識して摂りたいですね。
油を選ぶポイントは【製法】と【非遺伝子組み換え原料】
油の種類やグレードも重要ですが、最初に気にしたいのが【製法】です。
比較的安価な油に多いのが【抽出法】
抽出法は、ヘキサンという化学物質の溶剤をかけて原料から油をとりだします。
製造するまでの何度も行う精製過程でリノール酸が加熱されて傷んでしまいます。それを更に揚げ物調理などで加熱すると毒物である「ヒドロキシノネナール」という物質が発生し、その調理品を食べることによって、神経毒である「ヒドロキシノネナール」は大量に体内に入ります。それが神経細胞に取り込まれ、脳は障害機能を起こすので危険です。
この抽出法では、効率よく油を搾ることができるので市場では安価に流通しています。外食や総菜の揚げ物にもコスト面から多く使われています。
値段も少し上がる昔ながらの【圧搾法】
昔ながらの原料に圧力をかけて搾る圧搾法は手間や時間がかかる上、抽出法に比べ採れる油の量も少なくなりますが、余分な脱色・脱臭などの精製をしないため、油に原料本来の風味や栄養分がそのまま残され、自然の味や香りを楽しむことができます。
中でも原料を一度だけ絞ったものを「一番搾り」といいます。
製法を【圧搾法】のものを選んだら次に【原材料】に着目します。
しかしながら、日本では食用油の遺伝子組み換えの表示義務がありません!
遺伝子組み換え原料のものはわざわざ書かれていないので、逆に非遺伝子組み換えを売りにしている製品を選ぶと良いです。
国産100%と書かれているものなら安心!
油の種類によって有効成分を生かす方法で摂ると良いです。
・揚げ物炒め物は【ごま油、米油、オリーブオイル】
加熱に強いので揚げ物炒め物に適しています。
・加熱せずドレッシングなどにそのまま使うなら【えごま油、亜麻仁油】
加熱に弱く酸化してしまうので、加熱せずそのままかけたり食べたりするのがおすすめです。
バランス的にはごま油、コーン油、大豆油などのオメガ-6系をなるべく減らして
青魚に含まれるDHAやEPAなどのオメガ-3系の不飽和脂肪酸を積極的に摂るとよいでしょう。
トランス脂肪酸について
マーガリンやファットスプレットに含まれる「トランス脂肪酸」
コーンや大豆油などの植物性の油を原料に作られていますが、
固形に変化させる過程で、本来の不飽和脂肪酸が不自然なトランス脂肪酸に変わります。
このトランス脂肪酸は顕微鏡で見るとプラスチックの構造に酷似しているとして、生活習慣病等のリスクも指摘され問題になりました。
最近では食品メーカーの取り組みにより、食用油脂に含まれるトランス脂肪酸の量は、従来のものより大幅に低減されています。
メーカーのHP等を確認し、取り組みが安全だと思えるものは、正常範囲で摂っても問題ないと考えます。
トランス脂肪酸の含有量を低減させました。/ 小岩井井乳業
https://www.koiwaimilk.com/dairy/margarine/
明治のトランス脂肪酸量の低減への取り組み / 明治乳業
https://www.meiji.co.jp/dairies/transfat/
トランス脂肪酸のご心配について / ミヨシ油脂株式会社
https://www.miyoshi-yushi.co.jp/food/transfattyacid/
油のほかにも、添加物や異性化糖など、避けたいものも多くあります。
食品を買うときは、原材料表示を見てから買うようにしましょうね。